肩こり

「肩が岩のように固い」「目の奥が重い」「頭痛までして仕事に集中できない」――厚生労働省「国民生活基礎調査 2022」によれば、肩こりは 女性の不調第１位・男性第２位、有訴者率は人口1,000人当たり80.3人に達しています。

※参考：厚生労働省 国民生活基礎調査 2022

近年の研究では、僧帽筋上部・肩甲挙筋・胸鎖乳突筋を包む筋膜（ファシア）の 滑走性低下と微小循環障害が、肩こり特有の鈍痛・重だるさ・関連頭痛の発火点であることが示されています。

※参考：Stecco C et al. “From Muscle to the Myofascial Unit” J Anat 2019

当院の施術では肩周囲のみを揉む対症療法ではなく、胸郭・頸部・骨盤帯と連結する 全身ファシアネットワーク を整え、根本からの改善と再発予防を目指します。

「カッパ整体院グループ」は国内外に60店舗展開しており、イタリア発祥の「筋膜マニピュレーション®」という技術を元に施術を提供しています。イタリア本部公認・ベトナム公式プロバイダーとして、海外でも技術普及を行なっているグループです。

（「筋膜マニピュレーション®」をベトナムで正式に提供できるライセンス＝プロバイダー権を取得済み）

なお、この技術を元に「筋膜調整®」という商品を開発し、商標登録を行っています。

金沢にいながら世界基準の最新技術を体感いただける―それが当院の強みです。

こんなお悩みありませんか？

• デスクワーク後に肩がパンパンで息苦しい
• 首を回すとゴリゴリ音がして頭痛が出る
• マッサージ直後は楽でも翌日には元通り
• 湿布・鎮痛薬が手放せない
• 季節の変わり目や気圧の低下でこりが悪化する

１つでも当てはまる方はお気軽にご相談ください。

※参考：Cagnie B et al. “Prevalence and risk factors of neck pain” Eur Spine J 2011

他で良くならない理由とは？

❶ 局所もみほぐしで“戻り”が早い

肩こりは僧帽筋局所の硬さだけでなく、胸郭前面・頸部前面・骨盤帯 の筋膜張力バランスが崩れた結果として生じます。患部だけを強く揉んでも、張力の出発点が残れば数日で元通り。

※参考：Stecco L “Fascial Anatomy” Elsevier 2022

❷ 筋膜経路（チェーン）を無視した対症療法

胸筋ファシアの高密度化が肩甲骨の外転を阻害し、僧帽筋上部へ負荷集中――こうした 遠隔連鎖 が慢性肩こりを固定化します。当院は全身マッピングで一次原因を抽出し、連鎖全体を解放します。

※参考：Stecco A et al. “Fascial Mapping Techniques” Clin Anat 2020

❸ 生活環境・行動の再学習不足

視線角度、呼吸浅化、冷房冷え、運動不足、ストレス――こりを生むトリガーは日常に潜在します。施術に加え 汎用的な姿勢・呼吸・循環管理 を身につけることが再発防止の鍵です。

※参考：Matsudaira K et al. “Shoulder Stiffness and Workstyle” Ind Health 2024

肩こりの原因とは？

※参考：Global GBD Study “Burden of Neck Pain 1990‑2020” Lancet 2023

肩こりの症状の例

• 筋・筋膜性肩こり：鈍痛・重だるさ・可動域制限。肩をすくめると痛み増強。
• 関連頭痛：後頭部〜側頭部に締め付ける痛みが放散し、光・音に過敏になることも。
• 自律神経症状：浅い呼吸が交感神経を優位にし、動悸・不眠・手汗を伴うケース。
• 放散痛・しびれ：肩甲骨内側〜腕にかけ重だるい放散痛、前腕に痺れ感が広がる。
• 防御性収縮：こりをかばう姿勢が続き、胸椎・腰椎まで可動域が低下。

※参考：Launer L et al. “Epidemiology of Headache” Nat Rev Neurol 2022

症状を放置すると？

肩こりを放置すると 緊張型頭痛・頸肩腕症候群・自律神経失調 へ移行しやすく、集中力・睡眠の質が低下。さらに姿勢崩れが進み、頸椎症や胸郭出口症候群を併発するリスクも高まります。早期に筋膜滑走を回復し、張力バランスを整えることが重要です。

※参考：Okamoto K et al. “CSF Dynamics and Cervical Alignment” Neurology 2023

当院と他院との違い

まず、一般的な対処法と当院のアプローチの違いを簡単にまとめると次のようになります。

次に、別の観点から当院と比較してみます。

一般的な整形外科・整骨院・整体院との比較

最後に、当院での改善方法をご説明いたします。

当院での改善法

1）徹底した検査と原因の可視化

当院では、まず初回に時間をかけたカウンセリングと検査を行い、慢性的な肩こりを生む筋膜ネットワークの乱れを詳しく調べます。

僧帽筋や肩甲挙筋の硬結位置、肩甲骨の高さ・内外転・上下動の可動範囲、胸椎の後弯角、さらには深呼吸時に胸郭がどこまで拡張するかを総合的にチェック。

筋肉・靱帯・筋膜の張力をその場で一緒に触れて確認し、「胸郭前面の縮こまりが肩甲帯を重く引き下げ、首肩に張力を集中させている」など具体的に可視化します。視覚的データと徒手評価を併用することで原因を共有し、無駄のない施術計画を構築します。

※参考：Bianchi S., Ultrasound Examination of the Musculoskeletal System, 2019

筋膜調整®

当技術は、“筋膜の滑走”回復させる手技療法です。検査で突き止めたコントロールセンター（胸鎖乳突筋膜・小胸筋膜・後頭下筋膜など）に対し、当院独自のアプローチで神経・血管・筋肉へ負担を掛けていた滑走不全をピンポイントでリリースします。

まず胸郭側面から軽圧を加え呼吸に合わせて筋膜を温め、その後後頭下筋膜をソフトに緩め、最後に僧帽筋を包む筋膜を三次元的に伸張。

滑走が戻ることで僧帽筋や肩甲挙筋の過剰緊張が緩み、血流が改善して肩こり特有の重だるさ・頭痛・眼精疲労が和らぎます。

当院の施術はバキバキ矯正や強圧を用いず、痛みが苦手な方も安心です。

※参考：Pirri C. et al., Eur J Rheumatol, 2023

3）個別対応と再発予防

肩こりの背景には、長時間のパソコン作業で肩が上がり続ける方、立ち仕事で同じ手を酷使する方、育児や介護で前かがみ姿勢が多い方など多様な生活様式があります。

当院では豊富な臨床経験を持つ施術者がカウンセリング内容を踏まえ、患者様ごとに最適な手技の強度・順序を組み合わせるオーダーメイド施術を提供。

施術中も「首筋の突っ張り」「肩甲骨の詰まり」など感覚を細かく伺いリアルタイムで調整します。さらに筋膜をリリースした直後、肩甲帯と胸郭を協調させる簡易エクササイズ（ファシアピラティス）を実施し、正しい張力バランスを身体へ“再教育”。

個別評価と多面的対応の有効性は研究でも示されており、当院はその指針に沿った施術で再発リスクを大幅に低減します。

4）生活習慣サポート

施術の効果を持続させるため、日常で負担を減らす座り方・荷物の持ち替えタイミング・深い呼吸の取り入れ方など、実行しやすいポイントをシンプルにお伝えします。

「本当に楽になるのか不安」という方ほど、明確な改善を体感することでセルフケアへの意欲が高まり、良い状態が自走的に維持されます。

慢性的な肩こりに悩む方も、どうか諦めずご相談ください。

当院は科学的根拠に基づく筋膜施術で痛みと重だるさを和らげ、再発しにくい身体づくりを全力でサポートいたします。

よくあるご質問

Q：すぐに効果が出ますか？

A：初回で「軽くなった」「楽になった」という感想は多いですが、症状の程度や生活習慣によって個人差があります。そのため、生活習慣から変えて根本改善を目指すためのサポートを行います。

Q：資格を持った人が対応してくれますか？

A：はい。資格を保有するセラピストが対応いたします。

Q：どれくらい通えばよいですか？

A：初回である程度変化を実感された後、3か月を目安に継続されることにより、再発しにくい状態を目指せます。

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