手足のしびれ

「朝起きると指先がジンジン」「立っていると足裏がピリピリ」「病院で『血流・神経に異常なし』と言われた」――こうした 原因不明の末梢しびれ は、血管・神経そのもの以外に 筋膜（ファシア）由来の“体性ノイズ” が関与することが近年注目されています。厚労省『生活習慣と末梢症状調査 2024』では、成人の 28 ％ が週1回以上のしびれを自覚し、その半数が医療機関で「特発性」と診断。

最新研究によると、末梢神経を包む神経上膜・筋膜トンネル が滑走障害（ヒアルロン酸粘度上昇）を起こすと、微小な神経絞扼が連続的に生じ、電気的インパルスが乱れます。加えて交感神経終末が刺激され血流が低下し、しびれ感・冷え・灼熱感を増幅します。

※参考：Stecco C et al. “Fascial Densification and Peripheral Nerve Irritation” J Bodyw Mov Ther 2022

当院の施術では、患部を強く揉むのではなく全身ファシアネットワークを整え、「ジンジンからスッキリへ」 を目指します。

「カッパ整体院グループ」は国内外に60店舗展開しており、イタリア発祥の「筋膜マニピュレーション®」という技術を元に施術を提供しています。イタリア本部公認・ベトナム公式プロバイダーとして、海外でも技術普及を行なっているグループです。

（「筋膜マニピュレーション®」をベトナムで正式に提供できるライセンス＝プロバイダー権を取得済み）

なお、この技術を元に「筋膜調整®」という商品を開発し、商標登録を行っています。

金沢にいながら世界基準の最新技術を体感いただける―それが当院の強みです。

こんなお悩みありませんか？

• PC作業後に親指〜中指がシビれる
• 夜間・寒冷時に足先がビリビリ
• 首肩を動かすと腕のしびれが変わる
• 長時間歩くと足裏が熱く痺れて感覚がぼやける
• 検査は正常だが不安が募る

当てはまる方は当院へご相談ください。

※参考：Campbell WW “Evaluation of Peripheral Paresthesia” Neurol Clin 2023

他で良くならない理由とは？

❶ 神経・血管のみを検査して「原因不明」で終了

画像や血液検査に異常がなくても、筋膜トンネルの滑走障害 が軽度の神経絞扼を連続的に生み出す「ファシアル・エントラップメント型」があります。

※参考：Stecco A et al. “Fascial Mapping Techniques” Clin Anat 2020

❷ 電気・温熱・薬物だけで滑走が未回復

ビタミン剤・電気治療で一時緩和しても、ヒアルロン酸粘度を下げ滑走を回復しない限りしびれは戻ります。

❸ 姿勢・呼吸・ストレスの未修正

前方頭位・猫背・冷えが交感神経優位を固定し末梢血流を低下。施術と並行して 汎用姿勢・呼吸・セルフリリース を学ばなければ長期改善は困難です。

※参考：Headache UK “Paresthesia & Fascia Toolkit” 2024

手足のしびれの原因とは？

※参考：Neogi T et al. “Fascia‑Nerve Interplay in Paresthesia” Nat Rev Neurol 2022

手足のしびれの症状の例

• 正中神経型：親指〜中指が夜間にジンジン／手首振ると軽減
• 尺骨神経型：小指側がピリピリ／肘を曲げると悪化
• 坐骨神経型：殿部から足裏まで放散／長時間座位で増悪
• 足根管型：立ちっぱなしで足底灼熱感／寝ると緩和
• 循環冷え型：手足が氷のように冷え感覚鈍麻／入浴で改善

※参考：Campbell WW Neurol Clin 2023

症状を放置すると？

滑走障害と絞扼が慢性化すると 軸索変性→筋萎縮→運動障害 へ進行し、手指巧緻・歩行バランス低下を招きます。さらに交感神経優位が続くと冷え性・睡眠障害・自律神経失調も悪化。早期に筋膜連鎖を整え、血流と神経伝導を回復することが重要です。

※参考：Hinman RS et al. “Peripheral Nerve Prognosis” BJSM 2023

当院と他院との違い

まず、一般的な対処法と当院のアプローチの違いを簡単にまとめると次のようになります。

次に、別の観点から当院と比較してみます。

一般的な整形外科・整骨院・整体院との比較

最後に、当院での改善方法をご説明いたします。

当院での改善法

1）徹底した検査と原因の可視化

当院では、画像検査で大きな異常がないのに続く手足のしびれに対し、初回に十分なカウンセリングと検査を行います。

立位で頭部前方変位・骨盤傾斜・荷重バランスを視診し、Spurlingテスト・SLRテスト・Tinel徴候でしびれ誘発角度と神経伸張痛を確認。触診では後頭下筋膜・胸郭出口周囲筋膜・梨状筋膜・腓腹筋膜の硬結、皮膚温・発汗左右差、浅層・深層反射低下を評価します。

さらに長時間デスクワーク、重い荷物の片側持ち、睡眠時の姿勢、糖質過多、冷えやすい環境をヒアリングし、後頭下筋膜—胸背筋膜—腰仙筋膜—足底筋膜に続く張力ラインと末梢神経走行を患者様と共有。

「神経そのものの損傷ではなく筋膜ネットワークの滑走不全が神経血流を阻害し異常感覚を生じさせている」事実を視覚情報と徒手評価で可視化し、納得感ある施術計画へつなげます。

※参考：Bianchi S., Ultrasound Examination of the Musculoskeletal System, 2019

筋膜調整®

体系化された筋膜調整技術で、“筋膜の滑走”を回復させる手技療法です。検査で特定したコントロールセンター（斜角筋膜・小胸筋膜・梨状筋膜・足根管周囲筋膜など）に当院独自のアプローチを施し、神経・血管に負担を掛けていた滑走不全をピンポイントでリリース。

しびれが強い急性期は遠隔の胸背筋膜や腓腹筋膜から循環を促し、症状が落ち着き始めた段階で神経周囲筋膜をソフトな持続圧と微細伸張で均質化します。滑走が回復すると神経への絞扼ストレスが軽減し、軸索輸送と血流が改善。学術報告でも筋膜調整により末梢しびれスコアと感覚閾値が改善した例が示されており、当院でも同様の臨床成果を重ねています。

当院の施術はバキバキ矯正や強圧を用いず、神経に優しい安全な手技です。

※参考：Pirri C. et al., Eur J Rheumatol, 2023

3）個別対応と再発予防

しびれの背景には、姿勢不良による神経根ストレス、胸郭出口狭小、梨状筋過緊張、糖代謝不良による末梢循環低下など多様な要因があります。

当院では豊富な臨床経験を持つ施術者がカウンセリング内容を踏まえ、急性期は遠隔筋膜中心、回復期は神経走行に沿う筋膜の張力バランス調整を重視したオーダーメイド施術を提供。

施術中も「腕を上げるとジン」「長時間歩くと足裏がビリビリ」など感覚を伺いながらリアルタイムで手技を調整します。筋膜をリリースした直後には、頸椎―肩甲帯／腰椎―骨盤―下肢を協調させる簡易エクササイズ（ファシアピラティス）を実施し、滑走しやすい環境を身体に“再教育”して再燃を防止。

個別評価と段階的対応の有効性は研究でも示されており、当院は科学的指針に沿った施術で再発リスクを最小化します。

4）生活習慣サポート

施術効果を維持するため、デスクでは耳・肩・骨盤を一直線に保つ、スマホは目線高さで保持、就寝時は横向きで腕を枕下に入れない、足元を冷やさない靴下選び、糖質とアルコールを控えビタミンB群を意識するなど、日常で取り入れやすいポイントをシンプルにお伝えします。

「またジンジンするのでは」と不安な方ほど、改善を体感することでセルフケア意欲が高まり、良い状態を自律的に維持できます。原因がはっきりしない手足のしびれでお悩みの方も、どうか諦めずご相談ください。

当院はエビデンスに基づく筋膜施術で異常感覚と不安を緩和し、再発しにくい快適な神経環境づくりを全力でサポートいたします。

よくあるご質問

Q：すぐに効果が出ますか？

A：初回で「軽くなった」「楽になった」という感想は多いですが、症状の程度や生活習慣によって個人差があります。そのため、生活習慣から変えて根本改善を目指すためのサポートを行います。

Q：資格を持った人が対応してくれますか？

A：はい。資格を保有するセラピストが対応いたします。

Q：どれくらい通えばよいですか？

A：初回である程度変化を実感された後、3か月を目安に継続されることにより、再発しにくい状態を目指せます。

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