猫背

「写真を撮ると首が前に突き出ている」「デスクワーク後に肩甲骨の内側がジンジン」「深呼吸がしづらい」――これらは 猫背（過度胸椎後弯・円背姿勢） が背景にあるかもしれません。日本整形外科学会『姿勢・生活習慣調査 2023』では、20〜60 代の 54 ％ が「猫背を自覚」し、その約半数が肩こり・頭痛・呼吸浅化を訴えています。

※参考：日本整形外科学会『姿勢・生活習慣調査報告書』2023

最新研究では、胸椎深層筋だけでなく大胸筋・腹直筋・広背筋を包む 胸郭筋膜ネットワーク の滑走障害が背骨の伸展可動域を制限し、頭部前方偏位・肩甲骨外転を固定することが示されています。ヒアルロン酸粘度上昇により神経終末が刺激され、慢性肩こり・頭痛・呼吸困難感が長引く悪循環に。

※参考：Stecco C et al. “Thoracic Fascia Densification and Posture” J Bodyw Mov Ther 2022

当院の施術では、背骨を無理に反らせる矯正ではなく、筋膜ネットワークの滑走を回復させ、「呼吸しやすく自然に胸が開く姿勢」 を目指します。

「カッパ整体院グループ」は国内外に60店舗展開しており、イタリア発祥の「筋膜マニピュレーション®」という技術を元に施術を提供しています。イタリア本部公認・ベトナム公式プロバイダーとして、海外でも技術普及を行なっているグループです。

（「筋膜マニピュレーション®」をベトナムで正式に提供できるライセンス＝プロバイダー権を取得済み）

なお、この技術を元に「筋膜調整®」という商品を開発し、商標登録を行っています。

金沢にいながら世界基準の最新技術を体感いただける―それが当院の強みです。

こんなお悩みありませんか？

• デスクワークで首が前に出て肩がこる
• 深呼吸が浅く、息切れしやすい
• 下着や服の肩紐が前にずり落ちる
• 巻き肩でバンザイがしづらい
• スマホを見ると頭痛・眼精疲労が増す

１つでも当てはまる方は当院へご相談ください。

※参考：Griegel‑Morris P et al. “Head & Shoulder Alignment and Pain” Phys Ther 2020

他で良くならない理由とは？

❶ 背中だけを反らすストレッチの限界

胸椎伸展ストレッチだけでは、大胸筋・腹直筋・腹斜筋筋膜の高密度化が残り張力が元に戻ります。

※参考：Stecco A et al. “Fascial Mapping Techniques” Clin Anat 2020

❷ 筋トレと筋膜滑走のアンバランス

広背筋や僧帽筋上部の過度なトレーニングが滑走障害部位を強化し、かえって肩甲骨外転と頭部前方偏位を固定する場合があります。

❸ 呼吸・視線・作業環境の未改善

浅い胸式呼吸・下向き視線・低モニター設置が胸郭前面ファシアを再び高密度化させ、元に戻る「姿勢リバウンド」が発生。施術と並行して 汎用的呼吸・視線・作業環境原則 を習得しなければ長期改善は困難です。

※参考：Headache UK “Workplace & Lifestyle Toolkit” 2024

猫背になる原因とは？

※参考：Neogi T et al. “Biomechanics of Forward Head Posture” Nat Rev Rheumatol 2021

猫背の症状の例

• 肩甲間部痛型：肩甲骨内側が鋭く痛む／パソコン後に増悪
• 頭痛・眼精疲労型：後頭部重だるさ／目の奥の痛み
• 呼吸制限型：深呼吸が浅い／長く話すと息苦しい
• 巻き肩動作制限型：バンザイで腕が耳につかない／肩甲骨が浮かない
• 関連症状：腰痛・胸郭出口症候群・顎関節症

※参考：Griegel‑Morris P Phys Ther 2020

症状を放置すると？

猫背が固定化すると 頸椎椎間板負荷↑→頸椎症／胸郭出口症候群、肺活量低下→慢性疲労のリスクが上昇。さらに体幹前傾により腹圧が保てず内臓下垂・消化不良・冷え性を招きやすくなります。早期に筋膜連鎖を整え、胸郭拡張と頭部支持ラインを回復することが重要です。

※参考：Hinman RS et al. “Posture & Systemic Function” BJSM 2023

当院と他院との違い

まず、一般的な対処法と当院のアプローチの違いを簡単にまとめると次のようになります。

次に、別の観点から当院と比較してみます。

一般的な整形外科・整骨院・整体院との比較

最後に、当院での改善方法をご説明いたします。

当院での改善法

1）徹底した検査と原因の可視化

当院では、初回に時間をかけたカウンセリングと検査で猫背の真因を多角的に解析します。立位で頭部前方変位・胸椎後弯・肩甲骨外転を視診し、座位肩屈曲テスト・壁立ちテストで可動域と痛みの出方を確認。

触診では胸椎起立筋膜・小胸筋膜・頸板状筋膜の硬結、肩甲骨内縁の圧痛、胸郭前面の皮膚温左右差を評価します。

さらにデスクワーク時間、スマホ操作姿勢、睡眠枕高、運動習慣をヒアリングし、後頭下筋膜—胸背筋膜—腹直筋鞘筋膜に続く張力ラインを患者様と共有。

「骨格だけでなく筋膜ネットワークの滑走不全が胸椎後弯と巻き肩を固定化している」事実を視覚情報と徒手評価で可視化し、納得感ある施術計画へつなげます。

※参考：Bianchi S., Ultrasound Examination of the Musculoskeletal System, 2019

筋膜調整®

体系化された筋膜調整技術で、“筋膜の滑走”を回復させる手技療法です。検査で特定したコントロールセンター（後頭下筋膜・胸背筋膜・小胸筋膜など）に当院独自のアプローチを施し、神経・血管・関節包に負担を掛けていた滑走不全をピンポイントでリリース。

疼痛が強い場合はまず腰背筋膜から循環を促し、炎症が落ち着き始めた段階で小胸筋膜をソフトな持続圧と微細伸張で均質化します。滑走が回復すると胸郭の拡張が広がり、肩甲帯と頸椎へのストレスが軽減。学術報告でも筋膜調整により姿勢指標と肩周囲痛が改善した例が示されており、当院でも同様の臨床成果を重ねています。

当院の施術はバキバキ矯正や強圧を用いず、身体に優しい安全な手技です。

※参考：Pirri C. et al., Eur J Rheumatol, 2023

3）個別対応と再発予防

猫背の背景には、長時間パソコン作業、スマホ首、筋力低下、片肩バッグなど多様な要因があります。

当院では豊富な臨床経験を持つ施術者がカウンセリング内容を踏まえ、疼痛期は遠隔筋膜中心、回復期は胸椎伸展・肩甲骨内転可動域拡大と深層頸屈筋活性化を重視したオーダーメイド施術を提供。施術中も「背もたれから離れると痛む」「深呼吸で詰まる」など感覚を伺いながらリアルタイムで手技を調整します。

筋膜をリリースした直後には、頭‐胸郭‐骨盤を協調させる簡易エクササイズ（ファシアピラティス）を実施し、正しい軸ラインを身体に“再教育”して滑走不全の再燃を防止。

個別評価と段階的対応の有効性は研究でも示されており、当院は科学的指針に沿った施術で再発リスクを最小化します。

4）生活習慣サポート

施術効果を維持するため、座位では坐骨で体重を支え胸骨を軽く前方へ引き上げる姿勢、スマホは目線の高さで保持、就寝時は低めの枕で頸椎前弯を保つなど、日常で取り入れやすいポイントをシンプルにお伝えします。

「また丸まってくるのでは」と不安な方ほど、改善を体感することでセルフケア意欲が高まり、良い状態を自律的に維持できます。猫背による肩こり・首痛・呼吸浅さでお悩みの方も、どうか諦めずご相談ください。

当院はエビデンスに基づく筋膜施術で姿勢と痛みを改善し、再発しにくい背骨バランスづくりを全力でサポートいたします。

よくあるご質問

Q：すぐに効果が出ますか？

A：初回で「軽くなった」「楽になった」という感想は多いですが、症状の程度や生活習慣によって個人差があります。そのため、生活習慣から変えて根本改善を目指すためのサポートを行います。

Q：資格を持った人が対応してくれますか？

A：はい。資格を保有するセラピストが対応いたします。

Q：どれくらい通えばよいですか？

A：初回である程度変化を実感された後、3か月を目安に継続されることにより、再発しにくい状態を目指せます。

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