椎間板ヘルニア

「腰を反らせないほどの激痛」「お尻から脚へ電気が走る」――こうした症状の代表が**腰椎椎間板ヘルニア（LDH）**です。国内の年間発症率は人口10万人当たり約133人、20〜40 代男性にピークがあるものの近年はデスクワーク女性でも増加傾向が報告されています。

※参考：日本脊椎脊髄病学会『椎間板ヘルニア疫学調査』2023

髄核が線維輪を突き破り神経根を圧迫することが機械的主因ですが、最新研究では圧迫部位周囲と殿筋〜下肢を包む筋膜（ファシア）滑走障害が神経血流を阻害し、痛み・しびれ・筋力低下を長引かせることが示唆されています。

※参考：Stecco C et al. “Thoracolumbar Fascia and Lumbar Disc Pathology” J Bodyw Mov Ther 2022

当院の施術では、突出した椎間板を直接戻すものではなく、筋膜ネットワーク全体の張力・循環を最適化。手術適応でない軽〜中等度ヘルニアや術後の残存痛に対し、日常動作の回復と再発予防をサポートします。

「カッパ整体院グループ」は国内外に60店舗展開しており、イタリア発祥の「筋膜マニピュレーション®」という技術を元に施術を提供しています。イタリア本部公認・ベトナム公式プロバイダーとして、海外でも技術普及を行なっているグループです。

（「筋膜マニピュレーション®」をベトナムで正式に提供できるライセンス＝プロバイダー権を取得済み）

なお、この技術を元に「筋膜調整®」という商品を開発し、商標登録を行っています。

金沢にいながら世界基準の最新技術を体感いただける―それが当院の強みです。

こんなお悩みありませんか？

• 腰を前屈・回旋するとお尻〜脚に鋭い痛み
• 長く座ると脚がしびれて立ち上がりが辛い
• 咳・くしゃみで腰がズキッと響く
• 診断後に薬・注射で一時改善したが再発を繰り返す
• 手術は避けたいが、現状の痛みを何とかしたい

１つでも当てはまる方は当院へご相談ください。

※参考：Genevay S et al. “Lumbar Disc Herniation—clinical approach” BMJ 2022

他で良くならない理由とは？

❶ 圧迫解除のみで筋膜張力が残存

突出髄核が自然吸収・手術摘出されても、胸腰筋膜・殿筋ファシアの高密度化が残ると神経根は引き続き牽引・摩擦を受け、痛み・しびれが再発します。

※参考：Stecco A et al. “Fascial Mapping Techniques” Clin Anat 2020

❷ 防御姿勢が滑走障害を固定化

疼痛回避で片側荷重や猫背姿勢が続くと、ヒアルロン酸粘度↑→滑走性↓→末梢循環↓という悪循環が固定化し、症状が慢性化。

※参考：Zhang Y et al. “Viscosity Changes in Hyaluronic‑rich Fascia” Sci Rep 2022

❸ 生活動作・呼吸・休息サイクルの再学習不足

長時間座位・運動不足・睡眠断片化・ストレス等が筋膜高密度化を助長します。当院は 汎用的姿勢・呼吸・循環管理 を身に付け、「負荷と回復のバランス」を最適化します。

※参考：Headache UK “Workplace & Lifestyle Toolkit” 2024

椎間板ヘルニアの原因とは？

※参考：Smorgick Y et al. “Pathogenesis of Disc Herniation” Spine 2021

椎間板ヘルニアの症状の例

• 神経根型：殿部〜大腿後面〜下腿外側に鋭い放散痛／SLR・ラセーグテスト陽性
• 中心型（馬尾型）：両下肢しびれ・膀胱直腸機能低下（緊急手術適応）
• 防御痙縮型：体が側弯し、正位に戻すと激痛
• 術後残存痛型：摘出後半年を過ぎても脚の突っ張り・しびれが残る
• 慢性化型：痛みは軽減したが長時間座位で鈍痛・重だるさ

※参考：Tomkins CC et al. “Clinical Spectrum of LDH” Pain Med 2023

症状を放置すると？

神経根圧迫が続くと 軸索変性→筋萎縮→永続的しびれ・筋力低下 へ進展。防御姿勢による胸腰筋膜硬化が腰椎不安定性を招き、隣接椎間板の二次ヘルニアや脊柱管狭窄症のリスクも高まります。早期に筋膜連鎖を整え、神経血流を確保することが機能回復の鍵です。

※参考：Steffens D et al. “Prognostic Factors for LDH” BMJ 2022

当院と他院との違い

まず、一般的な対処法と当院のアプローチの違いを簡単にまとめると次のようになります。

次に、別の観点から当院と比較してみます。

一般的な整形外科・整骨院・整体院との比較

最後に、当院での改善方法をご説明いたします。

当院での改善法

1）徹底した検査と原因の可視化

当院では、まず初回にじっくりカウンセリングと検査を行い、下肢痛・しびれを伴う椎間板ヘルニアの真因を多角的に探ります。

立位で骨盤の前後傾・腰椎前弯を視診し、SLR／FNS テストで放散痛の角度と強度、前屈・後屈での疼痛誘発を確認。触診では胸腰筋膜の硬結、臀部深層筋の緊張、下肢後面筋膜の張力を評価し、皮膚温・浮腫の左右差も記録します。さらに長時間座位での悪化、朝の洗顔前屈での激痛、片側荷重の癖など生活背景を聞き取り、胸腰筋膜—仙結節靱帯筋膜—大腿後面筋膜へ連続する張力ラインを患者様と共有。

「椎間板そのものの膨隆に加え、筋膜ネットワークの引き込みが神経根を過剰に刺激している」事実を視覚情報と徒手評価で可視化し、納得感ある施術計画につなげます。

※参考：Bianchi S., Ultrasound Examination of the Musculoskeletal System, 2019

筋膜調整®

体系化された筋膜調整技術で、“筋膜の滑走”を取り戻す手技療法です。検査で特定したコントロールセンター（胸腰筋膜L4–S1レベル・腸腰筋膜・大殿筋筋膜など）に対し、当院独自のアプローチで神経・血管・筋肉に負担を掛けていた滑走不全をピンポイントでリリースします。

急性期で痛みが強い場合は下肢後面筋膜から循環を促し、症状が落ち着き始めた段階で胸腰筋膜をソフトな持続圧と微細伸張で均質化。滑走が戻ることで椎間板後方への剪断力が分散し、神経根周囲の炎症と浮腫が鎮静。

学術報告でも筋膜調整により椎間板由来の坐骨神経痛が短期で大幅改善した例が示されており、当院でも同様の臨床成果を蓄積しています。

バキバキ矯正や強圧は行わず、身体に優しい安全な手技で症状を抑えます。

※参考：Pirri C. et al., Eur J Rheumatol, 2023

3）個別対応と再発予防

ヘルニア症状は、デスクワーク中心で椎間板内圧が高まりやすい方、重量物を扱う現場作業の方、ゴルフやテニスなど回旋動作が多い方で異なります。

当院では豊富な臨床経験を持つ施術者がカウンセリング内容を踏まえ、疼痛期には遠隔筋膜中心、回復期には骨盤―股関節の可動域拡大と体幹安定化を重視するオーダーメイド施術を実施。

施術中も「前屈10°での電撃痛」「立位保持５分後のしびれ」など感覚を伺いながらリアルタイムで手技を調整します。筋膜をリリースした直後には、腹圧と骨盤底筋を協調させる簡易エクササイズ（ファシアピラティス）を行い、正しい荷重パターンを身体へ“再教育”。

個別評価と段階的対応が椎間板由来腰痛の再発抑制に有効とされており、当院は科学的指針に沿った施術でリスクを最小化します。

4）生活習慣サポート

施術効果を長持ちさせるため、椅子に深く座り骨盤を起こす座位姿勢、30 分ごとの立ち上がり、就寝前の横向き膝抱え姿勢など、日常で取り入れやすいポイントをシンプルにお伝えします。

「くしゃみでまた激痛が走るのでは」と不安な方ほど、明確な改善を体感することでセルフケア意欲が高まり、良い状態を自律的に維持できます。

椎間板ヘルニアによる激痛・しびれでお悩みの方も、どうか諦めずご相談ください。

当院はエビデンスに基づく筋膜施術で痛みと神経症状を緩和し、再発しにくい腰と脚づくりを全力でサポートいたします。

よくあるご質問

Q：すぐに効果が出ますか？

A：初回で「軽くなった」「楽になった」という感想は多いですが、症状の程度や生活習慣によって個人差があります。そのため、生活習慣から変えて根本改善を目指すためのサポートを行います。

Q：資格を持った人が対応してくれますか？

A：はい。資格を保有するセラピストが対応いたします。

Q：どれくらい通えばよいですか？

A：初回である程度変化を実感された後、3か月を目安に継続されることにより、再発しにくい状態を目指せます。

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