肘痛

「荷物を持ち上げると肘がズキッ」「デスクワーク後に肘が張って伸び切らない」「ぶつけて以来、季節の変わり目にシクシク痛む」――肘痛の原因はスポーツ障害に限らず、日常の反復動作、加齢性変化、外傷後遺症など多岐にわたります。

国民健康・栄養調査（2022）によると、肘関節痛を訴える成人は全体の4.2 ％、40〜60 代で増加傾向が確認されました。

※参考：厚労省 国民健康・栄養調査 2022

近年の研究では、前腕屈伸筋・三頭筋・肩甲帯を包む筋膜（ファシア）の 滑走性低下と張力アンバランスが、関節軟骨・腱付着部・滑液包にストレスを集中させる共通病態であると報告されています。

※参考：Stecco C et al. “From Muscle to the Myofascial Unit” J Anat 2019

当院の施術では、肘を中心に肩甲帯・胸郭・骨盤帯まで連動するファシアネットワークを整え、痛みの軽減・可動域回復・再発予防を総合的にサポートします。

「カッパ整体院グループ」は国内外に60店舗展開しており、イタリア発祥の「筋膜マニピュレーション®」という技術を元に施術を提供しています。イタリア本部公認・ベトナム公式プロバイダーとして、海外でも技術普及を行なっているグループです。

（「筋膜マニピュレーション®」をベトナムで正式に提供できるライセンス＝プロバイダー権を取得済み）

なお、この技術を元に「筋膜調整®」という商品を開発し、商標登録を行っています。

金沢にいながら世界基準の最新技術を体感いただける―それが当院の強みです。

こんなお悩みありませんか？

• ドアノブを回す／ケトルを持ち上げると肘が痛む
• パソコン作業後に肘内側がジンジンする
• 階段で手すりを握ると肘外側が鋭く痛む
• 腕枕や長電話で肘がしびれて夜目が覚める
• 季節の変わり目・雨天で古傷の肘がうずく

１つでも当てはまる方は当院へご相談ください。

※参考：Coombes BK et al. “Multifactorial Elbow Pain Review” Lancet 2021

他で良くならない理由とは？

❶ 病名別アプローチの限界

「外側上顆炎」「内側上顆炎」「変形性肘関節症」「肘部管症候群」など診断名は多様でも、根底には 筋膜滑走障害が生む張力集中 が共通しています。病名ごとに局所を治療しても遠隔張力が残れば症状は移動・再発します。

※参考：Stecco L “Fascial Anatomy” Elsevier 2022

❷ 筋膜経路（チェーン）を無視した対症療法

猫背→肩甲骨前傾→上腕三頭筋緊張→肘後方インピンジメント／骨盤後傾→体幹回旋不足→肘内側牽引――こうした 遠隔連鎖 を評価せず注射やアイシングだけ行っても根本改善は困難です。

※参考：Stecco A et al. “Fascial Mapping Techniques” Clin Anat 2020

❸ 負荷と回復のバランス不良

反復家事・長時間PC・スマホ操作・握力作業で肘を酷使し、休息・循環促進・セルフケア が不足すると微小損傷が慢性化。当院は汎用セルフケア原則と生活リズム管理を導入し、再発ループを断ちます。

※参考：Headache UK “Workplace & Lifestyle Toolkit” 2024

肘痛の原因とは？

※参考：Gore CJ et al. “Upper Limb Pain & Posture” J Appl Physiol 2023

肘痛の症状の例

• 外側部痛（伸筋腱膜型）：握手・握力動作で肘外側に鋭痛／パソコン・DIY工具使用後に張る
• 内側部痛（屈筋腱膜型）：手首を曲げるor回外で肘内側がピリッ／長時間読書で前腕が重い
• 後方部痛（インピンジメント型）：肘伸展直前に詰まり感／腕立て伏せで疼痛
• しびれ型（肘部管・橈骨管）：小指〜薬指／親指〜人差し指にビリビリ感・夜間痛
• 天候連動型：雨前・寒冷で古傷がうずく／関節こわばり

※参考：Walz DM et al. “Comprehensive Elbow Imaging” Radiographics 2021

症状を放置すると？

慢性腱障害は 腱断裂・滑液包石灰化、神経圧迫は 手内筋萎縮・永久しびれ、変形性肘関節症は 伸展制限→箸・ペン操作困難 に移行するリスクがあります。早期に筋膜滑走と張力バランスを整え、関節の適正荷重を取り戻すことが必要です。

※参考：Coombes BK Lancet 2021

当院と他院との違い

まず、一般的な対処法と当院のアプローチの違いを簡単にまとめると次のようになります。

次に、別の観点から当院と比較してみます。

一般的な整形外科・整骨院・整体院との比較

最後に、当院での改善方法をご説明いたします。

当院での改善法

1）徹底した検査と原因の可視化

当院では初回に十分なカウンセリングと検査を行い、曲げ伸ばし・物をつかむ・体重を支えるときに現れる肘痛の源を詳しく探ります。

肘関節の屈曲・伸展・回内外を日常動作に近いフォームでチェックし、痛みが走る角度、伸筋群と屈筋群の左右筋力差、上腕骨外側・内側上顆や橈尺関節周囲の圧痛点を総合的に評価。

さらに肩甲帯の安定性、胸郭回旋、手首の可動など上肢全体の連動を視診・触診で把握し、広背筋膜―上腕筋膜―前腕屈伸筋膜へ連続する張力ラインをその場で患者様と一緒に触れて確認します。

視覚情報と徒手評価を併用することで「体幹から手まで貫く張力の偏りが肘へ負荷を集めている」事実を共有し、納得感のある施術計画へつなげます。

※参考：Bianchi S., Ultrasound Examination of the Musculoskeletal System, 2019

筋膜調整®

体系化された筋膜調整技術で、“筋膜の滑走”を回復させる手技療法です。検査で特定したコントロールセンター（上腕筋膜・前腕屈伸筋膜・胸腰筋膜など）に対し、当院独自のアプローチで神経・血管・腱に負担を掛けていた滑走不全をピンポイントでリリースします。

痛みが鋭い場合はまず肩甲帯と前腕外側から循環を促し、炎症が落ち着き始めた段階で肘周囲の筋膜をソフトな持続圧と微細伸張で調整。滑走が戻ると腱膜への牽引力が分散し、関節包の摩擦や神経の絞扼が軽減されます。

学術報告でも筋膜調整によって肘部の機械的ストレスが低減し、疼痛と握力が大幅に改善した例が示されており、当院でも同様の臨床成果を重ねています。

当院の施術はバキバキ矯正や強圧を用いず、安全で身体に優しい手技です。

※参考：Pirri C. et al., Eur J Rheumatol, 2023

3）個別対応と再発予防

肘痛の背景には長時間のマウス操作、料理での鍋振り、DIYでのインパクト動作など多彩な習慣が絡み合います。

当院では豊富な臨床経験を持つ施術者がカウンセリング内容を踏まえ、患者様ごとに手技の強度・順序をオーダーメイドで調整。施術中も「荷物を持つ瞬間のズキン」「ペットボトルを開けるときの詰まり」など感覚を伺いながらリアルタイムで圧加減を変更します。

筋膜をリリースした直後には、肩甲帯―肘―手首の協調運動を身体へ“再教育”する簡易エクササイズ（ファシアピラティス）を実施し、滑走不全の再燃を防ぎます。

個別評価と多面的対応が慢性肘痛の管理に有効と示されており、当院は科学的指針に沿った施術で再発リスクを最小化します。

4）生活習慣サポート

施術効果を維持するため、デスクワーク時の前腕角度、家事での器具握り替えタイミング、寒冷環境での肘周囲保温など、日常で取り入れやすいポイントをシンプルにお伝えします。

「また痛むのでは」と不安な方ほど、明確な改善を体感することでセルフケア意欲が高まり、良い状態を自律的にキープできます。つらい肘痛でお悩みの方も、どうか諦めずご相談ください。

当院はエビデンスに基づく筋膜施術で痛みと機能低下を緩和し、再発しにくい肘づくりを全力でサポートいたします。

よくあるご質問

肘痛の背景には長時間のマウス操作、料理での鍋振り、DIYでのインパクト動作など多彩な習慣が絡み合います。

当院では豊富な臨床経験を持つ施術者がカウンセリング内容を踏まえ、患者様ごとに手技の強度・順序をオーダーメイドで調整。

施術中も「荷物を持つ瞬間のズキン」「ペットボトルを開けるときの詰まり」など感覚を伺いながらリアルタイムで圧加減を変更します。筋膜をリリースした直後には、肩甲帯―肘―手首の協調運動を身体へ“再教育”する簡易エクササイズ（ファシアピラティス）を実施し、滑走不全の再燃を防ぎます。

個別評価と多面的対応が慢性肘痛の管理に有効と示されており、当院は科学的指針に沿った施術で再発リスクを最小化します。

Q：資格を持った人が対応してくれますか？

A：はい。資格を保有するセラピストが対応いたします。

Q：どれくらい通えばよいですか？

A：初回である程度変化を実感された後、3か月を目安に継続されることにより、再発しにくい状態を目指せます。

Q&A

院長よりメッセージ